2016-08-27

Trafficライブ (1968)の記事

今年4月に出た、Bill King氏によるTrafficのライブの記事の紹介です。
これは1968年4月26日に、NYの有名なFillmore East (105 Second Avenue at 6th Street)でのライブ。3組のミュージシャンが出演して、トラフィックはトリ。キング氏はウィンウッドが観たくてライブに足を運んだ。時期的には、Trafficのファーストアルバム、Mr Fantasy (1967年12月発売)が出て間もない頃でしたが、キング氏はウィンウッドがSpencer Davis Group在籍時からの熱烈なファンだったようです。

コンサートはウィンウッド、ジム・キャパルディ(dr)、クリス・ウッド(sax,fl,key)のトリオでの演奏(Dave Masonはすでに脱退)。1曲目は Dear Mr. Fantasyで、クリスがオルガン。オルガンのボリュームが小さく、ギターばかりが聞こえてきた。次はMedicated Goo と Feelin’ Good(:この2曲は1969年リリースのLast Exitに収録だが、Feelin' Goodの録音は1968年3月なので、すでにバンドのレパートリーにはなっていたはず。)。その後、ウィンウッドはオルガンに戻り、ジムがボーカルをとってPaper Sunを熱唱。ジムはボーカリストとしても優れていたと書いています。ウィンウッドのボーカルはFillmore Eastの会場に心地よく響き渡り、また決してうるさすぎることはない(他のバンドの音はうるさすぎると言及)。ウィンウッドは演奏の中心で、実際観客すべての視線が彼に集まっていた。また他のバンドのステージでは音量が大きすぎで派手だったのに対し、トラフィックのメンバーはステージで熟練した技術を見せてくれた。(それ以降の曲名は書いてありません)

最後に、コンサート後数日間に渡ってこの日のトラフィックの演奏のことを語り合ったと書いています。

2016-08-20

ウィンウッドのトレンドをチェック

今日はちょっと趣向を変えてGoogle Trendsを使ってウィンウッドのトレンドをチェックしてみます。グーグルトレンドは、与えられた期間に検索語がどれだけ人気があったかを示してくれます。

”Steve Winwood”の結果はこちら(期間は2004年から現在まで)。(注意:縦軸の値は検索回数ではありません。検索語がその期間中に最も人気があった時を100として表示されます)。一番人気の時期は2009年6月で、この時ウィンウッドはクラプトンとともに全米ツアーをしていました。上のリンクに行くと詳細が表示されます。国別ではやはりアメリカが一番多く、また4位までは英語が公用語の国。気になる日本は現時点で13位。




そして、他のミュージシャンとの比較結果はこうなります。これらは過去数年間にウィンウッドと一緒にツアーを回った人たちです。これがミュージシャンの人気度を相対的に示していると考えると、現在のウィンウッドの人気はSteely Danの約1/3です。またクラプトンの人気は圧倒的ですね。でもここに示したミュージシャンの人気度は皆年々下がっているのがちょっと気になります。若手に人気が押されているのでしょうか。ベテランの活躍に期待!!