2013-12-29

第36回Kennedy Center Honorsの授賞式が全米でTV放送

今日アメリカのCBSテレビで、12/9に行われた第36回Kennedy Center Honorsが放送されました。これは長年に渡ってアメリカ文化に貢献してきたアーチストを国が表彰するもので、受賞者の多くはアメリカ人。今年はサンタナとビリー・ジョエルを含む5名が受賞(記事)。式典にはオバマ大統領夫妻ももちろん出席していた。

グラミー賞などとは違い、このイベントでは受賞者は演奏やスピーチをせず、代わりに別のアーチストが受賞者のために演奏等をする。サンタナを讃えるために演奏された、彼のヒット曲 Everybody’s Everythingに、ウィンウッドとシーラ・E(パーカッション)が参加。Winwoodはもちろんメインボーカルとオルガン(写真)。2分半と短いがドライブ感あふれる演奏で、見事なオルガンソロも見せてくれたのが非常にうれしかった。これが全米に放送されたわけだから、ウィンウッドにとって名誉なことだろう。イギリス人が会場を盛り上げていたというのも興味深い。この番組はネット上で見れるといいけれど、分かったら追加します。

youtubeにこの演奏のビデオが出ました!Santanaの右隣に大統領夫妻が座っていて、演奏中盛り上がってました。曲の終了後はスタンディングオベーション。

2013-08-12

Mike Kellieのソロアルバムにウィンウッドが参加

今年発売されたドラマー マイク・ケリーの初ソロアルバム music from The Hidden にウィンウッドが2曲参加しています(Donsanov様情報感謝です!)。このCDは彼のオフィシャルサイトからリンクされているebayのサイトからしか買えないようですが、SW参加曲の Remember My Name がこちらでフルで聞けます(ダウンロードも可)。またこのアルバムの詳しい情報はstevewinwood.infoをどうぞ。それから今まで知りませんでしたが、マイク・ケリーはトラフィックのRainmakerでドラムを叩いており、ウィンウッドのオフィシャルのLow Sparkのページにそのクレジットが出ています。

近年ウィンウッドが他人の録音に参加するときはたいていキーボードやボーカルだけど、このアルバムではオルガンだけでなくベースギターとマンドリンも弾いてます!Remember My Nameではオルガンとベース、またPrisoner and Sonではオルガンとマンドリン。前者ではベースがスティーブらしくて気に入りました。彼のベースギターは実に久々ですね。後者ではマンドリンが新鮮な感じでよかったです。

マイク・ケリーのオフィシャルサイトにはウィンウッド関連のことがのっていて、 まず『TrafficのRainmakerの録音でドラムを演奏したことがついに正式に認められたことを誇りに思う。ウィンクラフト・ミュージックの皆に感謝します。 MK 2012』とあるので、おそらくSWのサイトでクレジットがのったのも去年だったのでしょうか。また彼とウィンウッドとのつながりはSpencer Davis Group時代までさかのぼり、マイクのサイトにのっている”The Story so far”や彼のインタビュー記事には、彼が60年代にVIP'sのメンバーに急遽なったのはスティーブの根回しがあったことが書かれていて興味深いです。ちなみにChris WoodはLocomotive在籍時にマイクと一緒でした。



2013-07-13

Gov't MuleのニューアルバムにWinwoodが参加

ガヴァメント・ミュールの2枚組ニューアルバム Shout!(9/24発売予定)にウィンウッドが1曲ボーカルで参加しています。2枚目の収録曲は1枚目と同じ(曲順は異なる)ですが、それぞれの曲をゲストミュージシャンが歌っているというユニークな構成。そしてスティーブは2枚目最終曲の When The World Gets Smallでボーカルをとっています。Warren Haynesはこのアルバムに関して『ゲストミュージシャンが自分たちの曲をすべて歌うというのはとてもわくわくする。このような試みは今まで誰もしたことがない。彼らが歌うのを聴くと新しいアイデアやエネルギー、そして時には曲の違う解釈も与えてくれる』と言っています。ウォーレンがスティーブのボーカルを聴いてどう思ったのか、気になりますね。

2013-07-06

UK、ヨーロッパツアー

先月からイギリスとヨーロッパのソロツアーが行われています。去年までと比べてセットリストに変化がでました!なんとコンサートのオープニング曲はTrafficのRainmaker。これはちょっとびっくり。(この曲自体は2005, 2006年にもライブでやってました。2005年の時は今回とはかなり違うメンバーだけど、2006年の時は今回とほぼ同一メンバー。)この演奏ではポールのフルートをフィーチャーしています。こんなにおだやかな曲でライブを始めるというのも珍しいけど、今回のツアーではよくこの曲が弾かれているようです。それからI'm a manではイントロをかなり変えていて、曲が始まっても何の曲か分からない感じ。イントロは4分以上ととても長く、またオルガンの音がかなりマイルドになっていて、今までとはかなり違うバージョンです。

Had to Cry Todayも久々ですね。ギターがスティーブとジョゼ、オルガンがポールです。ほぼ今回のメンツで2007年にも演奏されました。

それからやはりイギリス/ヨーロッパではKeep on runningをやりますね。なぜかこれはアメリカではやってくれないけど。。。しかも今回はこれがアンコール前の最後の曲だというのも珍しい。

2013-07-02  Volkshaus, Zurich  Switzerlad

01. Rainmaker
02. I'm a Man
03. Fly
04. At Times We Do Forget
05. Can't Find My Way Home
06. Had To Cry Today
07. Low Spark of High Heeled Boys
08. Empty Pages
09. Back in the High Life Again
10. Light Up or Leave Me Alone / Drum Solo / Band Introduction
11. Higher Love
12. Keep On Running

Encores:
13. Dear Mr. Fantasy
14. Gimme Some Lovin'

Steve Winwood, Hammond: g,voc
Paul Booth: sax,fl,voc
Richard Bailey: dr
Cafe DaSilva: perc
Jose Neto: g

2013-04-27

Winwoodの最新インタビュー

今年行われるウィンウッドのライブはなんと34公演にのぼる。今年5月で65歳になるスティーブとしては活動しすぎではないか。と思ったら最新インタビューが出ました。記事中の話題をいくつか。括弧内は私のコメントです。

60年代にウィンウッドを含むイギリスのミュージシャンの多くが アメリカのブルースにのめり込んだ理由として、曲の中に感動を呼ぶものとパワーがあったからだと述べています。ジム・キャパルディはバクテリアと呼んでいたそうだ。(ブルースのバクテリアに体が犯されていく、、、と言ったのでしょうか。)ちなみにスティーブは歌詞中の多くの言葉の意味がよく分からないまま歌っていたそうです。(当時は10代の少年だったしそれは無理ないかも。)

今年のライブの演奏曲に関しては、ライブでやったことがない曲や長い間やってない曲がたくさんあるが、その中からいくつか選んで実際に出来そうか見極めたい、とのことです。(ほぼ毎年似たようなことを言ってたけど実際にはサプライズがないことが多かった。でも次の言葉を聞くと少し希望が持てる)ファンがどういう曲を望んでいるかをフェイスブックなどのソーシャルメディアでチェックしているそうだ。

また記事では、今年65歳になると彼は年金受給者になるが今まで以上に音楽に熱中していると書かれています。『ライブ活動をエンジョイしている。音楽こそが自分の人生。幸運にも自分が熱中できることをして生計を立てている。音楽で多くのことを常に発見している』

他には彼が14歳の時から参加していたスペンサー・デイヴィス・グループ時代のツアーのエピソードが少し書かれています。

2013-04-24

Allman Brothersとの夏のジョイントツアーが正式アナウンス

アメリカで行われるAllman Brothersとの夏のジョイントツアーが、ウィンウッドのオフィシャルサイトでアナウンスされました。彼らのツアーは8月に10カ所でライブですが、そのうちの6つがウィンウッドとともに行われます。Gregg Allmanのコメントは『スティーブが大好きなので、一緒に楽しくやれるだろう』。彼らはCan't find my way homeを演奏したことがあるそうなので、スティーブとの共演も現実的でしょうね。

Allman Brothers Band Tour with Steve Winwood
2013-08-23  Darien Center, NY Darien Lake Performing Arts Center
2013-08-24  Hartford, CT Comcast Center
2013-08-27  Gilford, NH Meadowbrook
2013-08-28  Saratoga Springs, NY Saratoga Performing Arts Center
2013-08-30  Raleigh, NC Time Warner Cable Music Pavilion
2013-08-31  Charlotte, NC Verizon Wireless Amphitheater

オールマン・ブラザーズと言えば、メンバーのWarren Haynesは2012/6/3にウィンウッドのソロライブに飛び入りしてGimme Some Lovin'の演奏に参加。またDerek Trucksは2009/7/12のソロライブに飛び入りしました。それからWarrenは2010年の、Derekは2007年と2010年のクロスロード・ギター・フェスティヴァルでウィンウッドと同じステージに立ってます。

2013-04-18

今度はAllman Brothersとの夏のジョイントツアー

今年のツアーはすでに6、7月にイギリスとヨーロッパでソロ、また10、12月にアメリカでロッド・スチュアートとのジョイントツアーが決定していますが、これらに加えて夏にアメリカでオールマン・ブラザースとのジョイントツアーがまもなくアナウンスされるそうです。jambands.comの2つのニュース記事()によると、両者は8/23にNYのDarien CenterにあるDarien Lake Performing Arts Centerで、また8/28にNYのSaratoga SpringsにあるSaratoga Performing Arts Center でライブがすることが決まっています。後者はチケットのサイトにも情報が出てきてます。

2013-03-06

ウィンウッドが参加した Still Got the Blues が聴けます

Eric Claptonのニューアルバム Old Sock (米国では3/12発売) にウィンウッドが1曲参加してますが、このアルバムがWall Street Journalの Speakeasyのサイトですべて聴けます。Winwoodが参加した Still Got the bluesを聴いたけど、しっとりした感じの曲で気に入りました。また冒頭からオルガンでうれしいです。オルガンソロも出てきます。


ところで、ウィンウッドのヨーロッパツアー↓は公演数が少しずつ増えてます。

2013-02-24

UK ツアーとヨーロッパツアー

今年前半の予定はどうなのかと前回書いたけど、さっそくイギリスツアー(6公演)が発表になりました。それからツアーのページには7月のヨーロッパ公演も3つ出ています。こちらはもっと増えるのかもしれません。昨年末に書いたように去年はアメリカでのソロライブを重点的にしたので、今年はヨーロッパなのだろうか。[追記:ドイツ公演3つ (7/8,12,14) が追加されてます。またスイス7/4とデンマーク7/16も追加。6/29 Glastonbury、7/13 Rotterdam、7/9 ベルギー、7/18フィンランドも追加。まだ増えるでしょうか。]

2013-06-17  Cambridge, UK   Cambridge Corn Exchange
2013-06-19  Brighton, UK    Brighton Dome
2013-06-20  London, UK     Shepherds Bush Empire
2013-06-22  Bristol, UK       Colston Hall
2013-06-24  Manchester, UK    The Lowry
2013-06-29  Glastonbury, UK    Glastonbury Festival
2013-06-30  Margate, UK     Winter Gardens

2013-07-02  Zurich, Switzerland  Volkshaus
2013-07-04  Lugano, Switzerland   Lugano Jazz Festival
2013-07-05  Stuttgart, Germany  Jazz Open Stuttgart
2013-07-06  Weisen, Austria     Lovely Days Festival
2013-07-08  Hamburg, Germany  Stadtpark
2013-07-09  Antwerp, Belgium   Rivierenhof
2013-07-12  Berlin, Germany    Admirals Palast
2013-07-13  Rotterdam, Netherlands  North Sea Jazz Festival
2013-07-14 Nürnberg, Germany Studio des Bayrischen Rundfunks
2013-07-16 Copenhagen, Denmark  Amager Bio
2013-07-18  Pori, Finland     Pori Jazz Festival

2013-02-13

Rod Stewart とのジョイントツアーが延期

ウィンウッドのオフィシャルでも発表になっているように、今年4月に予定されていたロッド・スチュワートとのジョイントツアーが今年10月と12月に延期になりました。ツアーまでにロッドがソロアルバムを完成させたいからだそうです。。。でも12月にこれらの地域でやると雪が心配だけど。

2013-10-17 Greenboro, NC Greensboro Coliseum
2013-10-19 Atlanta, GA Philips Arena
2013-10-22 Akron Civic Center, Akron, OH
2013-10-21 Palace Theatre, Louisville, KY
2013-10-24 Chicago, IL United Center
2013-10-25 Murat Theatre, Indianapolis, IN
2013-10-26 Auburn Hills, MI The Palace of Auburn Hills

2013-12-04 Boston, MA TD Garden
2013-12-06 Carnegie Music Hall, Oakland, PA
2013-12-07 Newark, NJ Prudential Center
2013-12-09 New York City, NY Madison Square Garden
2013-12-11 Philadelphia, PA Wells Fargo Center
2013-12-12 Filmore Silver Spring, Silver Springs, MD
2013-12-14 Montreal, QC, Canada Bell Center
2013-12-15 Toronto, ON, Canada Air Canada Centre

10月まで延期ということは、ウィンウッドにとっては今年前半はどのような活動をすることになるのか。レコーディングということにならないのだろうか。。。 でも4月の日程が空いたということは4/12,13に行われるエリック・クラプトン主催のクロスロード・フェス に参加ということにならないものか。(そもそもこのフェスのことが去年11月に発表された時、出演者リストにウィンウッドの名前がなくて変だと思ったけど、その後にロッドとのツアーが発表されて、当時は納得したけど。)

2013-02-05

3月発売のJimi Hendrixの未発表音源集『People, Hell And Angels』にウィンウッドが参加か?

またまたゲスト参加の情報ですが、これは昔の録音に関する話です。3/5発売予定のジミ・ヘンドリックスの未発表スタジオ音源集『People, Hell And Angels』にウィンウッドがキーボードでゲスト参加しているようです。だけどウィンウッドのゲスト参加のことが書いてあるのは現在では上のサイトだけみたいなので、この情報が本当かどうかは不明です。このアルバムはジミの生誕70周年を記念しての発売。LPでも発売されます。また収録曲の録音は1968-1969にかけて行われたそうです。このアルバムの情報は日本語サイトでも詳しくでていて(barks.jpなど)、収録曲の解説などものっています。
[お詫びと訂正:アルバムが発売されましたが、どうやらウィンウッドは参加していないようです。 お詫びして訂正します。]

2013-01-29

Claptonのニューアルバムにウィンウッドがゲスト参加

書きたいネタがたまってますが。。。まずは簡単に書けるものから。

3/12に発売予定のエリック・クラプトンのニューアルバム Old Sock に収録の Still Got The Blues にウィンウッドがゲスト参加しています。オルガンを弾いているそうです。でも前回(2010年)の時のことがあるから、今回は本当であることを願うのみ。

クラプトンは新譜を発売後はプロモートのためにツアーに出るだろうから、少なくとも今年は二人のコンサートの実現の可能性は低そうですね。

2013-01-14

2012年大晦日のクラプトンのコンサートに参加(続報)

前回紹介した、クラプトンの大晦日コンサートに関する続報です。実は1曲目のI'll Walk Beside Youを除いたすべての曲にウィンウッドが参加しているそうです。(すろーはんどM谷 様、詳しい情報ありがとうございます!)これにはびっくりしました。

でも今まではエリックとスティーブが一緒にライブをするときは必ず二人の連名だったのに、今回はクラプトンのライブにスティーブが参加という形をとっているのが気になる。(今後二人が一緒に音楽活動するときもそうなるのであろうか。)また今回のライブではウィンウッドが今まで弾いたことがなかった曲が多数ある。ちなみに、以前のクラプトンとのライブではHoochie Coochie ManやCocaineはやりました。またスティーブはSpencer Davis Group在籍時にKansas Cityをライブで演奏したけど(この演奏はスティーブのボーカルが刺激的でとても気に入っているが)、ボーカルは今回クラプトンだったのだろうか。

2013-01-09

2012年大晦日のクラプトンのコンサートにWinwoodが参加

去年の大晦日にイギリスのサリー州で行われた ”或るバンド”によるチャリティー・コンサート にウィンウッドが参加しました。(すろーはんどM谷 様、貴重な情報感謝です!)実質的にはクラプトンのコンサートでしょうが、そう告知はされていません。セットリストは以下の通り(各曲名の最後の大文字はキー・コード)。スティーブが参加したのはGimme Some LovingCan't Find My Way Home、Mr. Fantasyだけかと思いきや、実は最初の1曲を除いた全曲に参加でした!スティーブはCan't Find My Way Home、Cocaine、Mr. Fantasyのではギターを弾いたそうです。それ以外はオルガンだったのでしょう。[2013/1/19 記事の修正/加筆]

『The New Year's Eve Dance 2012 ”HAPPY DESTINY”』
Woking Leisure Centre,Woking,Surrey,England

I'll Walk Beside You
Knock Ron wood E
Reconsider baby G
Unchain My Heart Gm
Can't Judge A Book G
Berden Down~Will The Circle C
Fannie Mae D
Willie&The Hand Jive A
Shake Rattle&Roll E
Gimme Some Loving F#

Midnight Hour E
Hoochie Coochie Man A
Poison Ivy G
Kansas City G
Gin House E
Can't Find My Way Home C#
Five Long Years A
Whiter Shade Of Pale C
Cocaine E
Mr. Fantasy A

Little Queenie

 

2013-01-02

謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。