2008-05-30

いよいよ今日から北米ツアー!『前座』の真相はいかに?

Tom Petty & The Heartbreakers の前座として行われるウィンウッドの北米ツアーが、いよいよ今日から3ヶ月間アメリカとカナダの40カ所で行われます(全42公演)[注:カナダで行われ る2公演は単独コンサート]。インタビューで何度か語っていたけど演奏時間は60−75分の予定で、毎回セットリストは変えるとのことです。おそらく今月 アメリカとイギリスでやったライブの曲目が中心になるのではないか、と思います。還暦を迎えたのにいきなりハードスケジュールですがぜひ頑張ってほしいです!

ところで、なぜウィンウッドは『前座』を承諾することにしたのか、ということがずっと気になっていたのですが、 先月あたりから出始めたインタビュー記事をたくさん読んでみると、その理由らしきものがぼんやり見えてくるような気がします。彼がよくインタビューで言っ ていることに以下のようなことがあります。(すべて要約ですが)『他のミュージシャンの演奏から多くを学ぶことができる』、『音楽は奥が深く、学べば学ぶ ほどさらに学ぶことがでてくる』『リスナーやファンは楽しむために音楽を聴くが、ミュージシャンはそういうことはしないものだ。自分が他人の音楽を聞くの は、何か自分の演奏に取り入れられるものがあるか探すためだ。』

去年のJim Capaldiの追悼コンサートで多くのミュージシャンがTraffic等の曲を演奏するのを聴いて、スティーヴは多くのことを学んだそうです。また先日の Late Show のTV番組に出演したときに、番組の専属バンドが Gimme Some Lovin' を演奏したのですが、スティーヴはそれを聴いて学ぶものがあったと言っていました。(それは自分にはごく普通の演奏に思えたので、それを読んだときは正直 びっくりしました。)。ひょっとして彼は他人の演奏から常に何かを学ぶことができるのかもしれません。前座を引き受ける事にしたのは、Tom Petty の音楽にたくさん触れて多くのことを学びたいという彼独特の意欲や好奇心の現れなのでしょうか。ファンからすれば『なぜ前座なのか?』と思うかもしれませ んが、ウィンウッド博士からすればいろんなことを学ぶ事ができる絶好の機会ととらえているのかもしれません。

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